深刻な食中毒事件が米国のマクドナルドで発生し、その被害が拡大しています。
この事件を受けて日本のマクドナルドユーザーからも不安の声が上がっています。
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日本のマクドナルドの商品は大丈夫なのかな?
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ちょっと心配になっちゃいますよね…
果たして米国のマクドナルドの食中毒事件は何が原因だったのか?
また、日本のマクドナルドは大丈夫なのかについてここでは事例を挙げながら検証してみたいと思います。
・米マクドナルド食中毒の詳細について
・日本マクドナルドの公式見解と安全性について
米国マクドナルドで発生した食中毒事件の詳細
米国で発生した今回の食中毒事件は、その深刻さから大きな注目を集めています。
CDCの発表によると、複数の州で被害が確認され、残念ながら亡くなった事例も報告されています。事態の重大さを理解するため、詳しい状況を見ていきましょう。
・疾病対策予防センター
(Centers for Disease Control and Prevention)の略
・国内外における人々の健康と安全の保護を主導する立場にある連邦機関
・健康に関する種々の決定の根拠となる信頼できる情報の提供
【活動内容】
・強力なパートナーシップを通じた健康の増進
・疾病の予防と管理に関する活動
・環境衛生に関する活動
・さらに健康増進および教育活動
米マクドナルド食中毒の発生状況と被害の拡大
では米マクドナルドを中心に起きている食中毒事件の発生状況について紹介いたします。
- コロラド州(27名)
- ネブラスカ州(9名)
・重症者:
- 入院10名
- 死亡1名(コロラド州の高齢者)
- HUS発症1名(小児)
食中毒となりインタビューを受けた全員が、発症前にマクドナルドで食事をしており、特にクォーターパウンダーを喫食していたことが判明しています。
米マクドナルド食中毒の原因について
2024年10月26日現在わかっている米マクドナルド食中毒事件の原因についてまとめてみました。
・原因菌:腸管出血性大腸菌O157:H7株
(調査対象)
・クォーターパウンダー専用ビーフパティ
・スライスオニオン
CDCとFDAは詳細な調査を継続中で、特にこれらの食材に注目して原因の特定を進めています。
・Food and Drug Administrationの略
・アメリカ合衆国保健福祉省配下の政府機関
・「アメリカ食品医薬品局」を意味する
・日本の厚生労働省に似た役割を持っている
【役割】
製品の安全性や有効性を確保するための機関
・食品や医薬品
・化粧品
・医療機器
米国マクドナルドの食中毒は生たまねぎが原因?
今回の食中毒の原因としてアメリカのマクドナルドは「生タマネギのスライス」が原因の可能性があると発表しております。
これを受けて今回の調査対象となった店舗に玉ねぎを供給していたテイラー・ファームズが製品の回収を発表しております。
関連工場からO157の原因となる大腸菌の痕跡は見つかってはいないようですが、今後の被害を防ぐための迅速な対応と言えますね。
これを受けて生タマネギを仕入れていた「バーガーキング」と「KFC」と「ピザハット」は、生タマネギの提供を停止しているということです。
また米マクドナルドは、今回の食中毒の原因としては牛肉が感染源の可能性も認めております。
では次に今回の騒動で注目されている牛肉を使用したパティについて紹介いたします。
米国マクドナルドの未冷凍パティ導入との関連性
この食中毒事件の背景として注目されているのが、クォーターパウンドのパティであります。
米国マクドナルドは2017年より未冷凍パティ(冷蔵パティ)の導入を取り進めてました。
品質向上を目指した取り組みでありましたが、このことが今回の事件の原因となった可能性は否定はできず新たな課題を生む可能性も指摘されています。
米マクドナルドの未冷凍パティの導入の状況について
では食中毒の原因の一つとも言われている未冷凍パティ(冷蔵パティ)の導入状況について紹介していきます。
一覧にまとめたものがこちらとなります。
【対象店舗】
・オクラホマ州:75店舗
・テキサス州ダラス地域:14店舗
・テキサス州北部:328店舗
【対象メニュー】
・クォーター・パウンダー・バーガー
・ダブル・チーズ・クォーター・パウンダー
・クォーター・パウンダー・デラックス
・ベーコン・クラブハウス・バーガー
この取り組みは、ライバルチェーンのウェンディーズへの対抗策として進められていましたが、フレッシュな食材の取り扱いには、より厳格な品質管理が必要となります。
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確かに冷凍していないパティって聞くと
おいしそうではあるんですけどね…
このような米マクドナルドの食中毒だったのですが。
次は日本マクドナルドについてご紹介していきます。
日本マクドナルドの公式見解と安全性
この事態を受けて、日本マクドナルドは明確な見解を示しました。
日本の利用者の安全は確実に担保されているとのことです。
具体的な説明を見ていきましょう。
こちらが日本マクドナルド公式サイトで掲載されたコメントとなります。
日本国内のマクドナルドでは現在「クォーターパウンダー」を販売しておらず、また当該の原材料を輸入及び使用しておりません。日本国内で使用されているスライスオニオンは厳格な品質基準に基づき、現在、すべて国内で調達しております。国内で販売している商品に影響はございませんので、安心してお召し上がりください。
この内容について一覧にまとめるとこのようになります。
・クォーターパウンダー:現在日本未販売
・問題の原材料:日本での輸入・使用なし
・スライスオニオン:国内調達、厳格な品質基準
・結論:日本の商品は安心して利用可能
では次に日本マクドナルドのパティの管理体制について詳しくご紹介していきます
日本のパティの品質管理体制について
日本のマクドナルドでは、独自の厳格な品質管理システムを確立しています。
ではこちらの観点に基づいてご紹介していきます。
・パティの原材料や加工国について
・食肉工場から店舗までの品質管理
食の安全に対する日本の高い基準に合わせた、独自の取り組みを詳しく見ていきましょう。
日本のパティの品質管理体制について ①パティの原材料や加工国について
では、ここからは日本のパティの品質管理についてご紹介していきます。
このことについては日本マクドナルドの公式サイト内に明記されておりますので、その中からまとめてみました。
まずはパティの加工国や製造方法についてまとめてみました。
・オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ産牛肉を使用
・主に日本国内で加工
【パティの製造方法について】
まず、原料となる牛肉を粗挽きにしてこねあげ、それを更に細挽きにしてからビーフパティの形に成型しています。成型後は急速冷凍しておいしさを封じ込め、最終製品の微生物検査を経て安全性を確認してから出荷しています。また、原料肉の受入から製品の出荷までの温度管理を徹底することで、高品質で安全なビーフパティを提供しています。
※一部、原産国で加工されたビーフパティを使用しています日本マクドナルドの公式サイトより引用
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すべてパティは冷凍管理なんですね。
日本のパティの品質管理体制について ②食肉工場から店舗までの品質管理
では次に食肉工場から店舗までの品質管理についての日本マクドナルドの取り組みについてまとめてみました。
・原料の牛肉は冷凍状態で日本へ到着
・輸出→加工場→店舗までの温度管理を徹底
※受入検査で製品の温度チェックの徹底
・規定外となったものは受け入れない
こちらも徹底されており、保存料などを使わないビーフパティでは、特に温度管理が重要となりますので品質管理ポイントとなるのですがこちらも安心のようですね。
この他にも安全管理は徹底している日本マクドナルド。
・食材の履歴管理システム
・自動温度監視装置の設置
・従業員の手洗い等の衛生管理
・定期的な第三者機関による監査
・国内サプライヤーとの密接な連携
米マクドナルドの食中毒と日本のマクドナルドの安全性についてまとめ
ここまで米マクドナルドの食中毒事件とそれを受けての日本マクドナルドのコメントや安全管理について紹介してきました。
一覧にまとめますとこのようになります。
【食中毒の状況】
・原因となった商品はクォーターパウンダー
・原因菌:腸管出血性大腸菌O157:H7株
(調査対象)
・クォーターパウンダー専用ビーフパティ
・スライスオニオン
(問題点)
・生玉ねぎを使用した玉ねぎスライス
・未冷凍のパティ
【日本マクドナルドの見解】
・日本マクドナルドの商品に問題はない
(日本マクドナルドの品質管理)
・冷凍パティを使用した徹底した冷凍管理
・受け入れ先ごとの徹底した温度管理
・スライスオニオン:国内調達、厳格な品質基準
(その他の安全管理)
・食材の履歴管理システム
・自動温度監視装置の設置
・従業員の手洗い等の衛生管理
・定期的な第三者機関による監査
・国内サプライヤーとの密接な連携
このようにアメリカのみならず日本でも話題となっている今回の食中毒騒動。
日本は大丈夫なんだろうか?
と思われる方も多いかと思います。
確かに同じハンバーガーチェーンではありますからそのように思うことは自然でありまし、僕も当初はそのように思っておりました。
しかし今回調査したことでそのような懸念もとりあえずは大丈夫かなという想いへと変わりました。
皆様もこの記事を参考に今後の動向にも注目してみてください。
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マクドナルドにはよく行きますから
気になりますよね。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
【この記事を書いた人】
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