米価高騰を受けて政府が放出を決めた備蓄米が話題となっています。
小泉進次郎農林水産大臣が「どれを食べてもおいしくいただけます」と述べる一方で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「動物の餌になるようなもの」と発言し物議を醸しています。
実際に店頭に並ぶのは2022年産の「古古米」や2021年産の「古古古米」と呼ばれるお米ですが、その味や美味しい食べ方について気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで備蓄米(古古米・古古古米)の味や美味しい食べ方について詳しく調査してみました。
他にも精米の仕方や保存の仕方についてもまとめてみましたのでご覧下さい。
・備蓄米(古古米・古古古米)の実際の味について
・備蓄米を美味しく食べるための炊き方
・おすすめの調理法や保存方法
・精米のポイントと注意点
備蓄米(古古米・古古古米)の放出が話題に
ではここ最近話題なっている備蓄米の放出について紹介致します。
2025年に入ってから続く米価高騰を受けて、政府は緊急措置として備蓄米の放出を決定しました。
2025年2月に備蓄米の放出を発表した政府でしたがその後、全国のスーパーで販売されるコメの平均価格は4000円から4500円と高値が続いている状況でした。
小泉進次郎農林水産大臣が就任後加速した備蓄米の放出。
2025年5月末には「来週は2000円の備蓄米。 その後に、町のお米屋さんや中小のスーパーに5キロ1800円程度の物が並んでいく」と価格について言及しています。
第一弾となる2025年5月29日にも引き渡しが予定されている随意契約の備蓄米は
2022年産の「古古米」が中心となる見通しです。
さらに今後、町のお米屋さんやスーパー向けには2021年産の「古古古米」が出される予定となっています。

連日こんなに行列ができている!
どこで買えるの?とニュースになってますよね
ではそこで気になるのが安いけど味はどうなの?
というところではないでしょうか。
ではそのあたりについて詳しく紹介していきますね!
備蓄米(古古米・古古古米)の味はどうなの?
ではここからは備蓄米(古古米・古古古米)の味はどうなのかということについて紹介していきます。
実際に備蓄米を購入し試食した方々の感想を見てみると、新米には劣るものの「悪くない」「非常にコスパが高い」といった意見が多く見られます。
ある購入者は「古古古米と言われなければ、気にならないかもしれない」と感想を述べており、味については思ったほど問題ないことがわかります。
実は私も実家のある地域が米の生産地で親戚に米農家が多く5~10年前のお米を実食した機会が多くありました。
その時に感じた感想はこのような感じでした。
・無味に近い
・ボソボソとした食感
このようにさすがにそのまま食べるのには適していないかなと感じました。
専門家によると、古米は水分量が少ないため新米に比べて硬く炊けてふっくらとならないことが多く、ぬかの部分から古米特有の香りがしてしまうこともあるとのことです。
また、古米が劣化してしまった場合は食べて酸味を感じる場合があります。
ただし、適切に保存された古米であれば「粘り・甘味が控えめになる」「粒感が強くなる」といった特徴はありますが、あっさりしたお米を好まれる方には美味しく食べられるお米だと考えられます。
このようにそのまま食べるのには適していない古いお米である備蓄米(古古米・古古古米)でありますがひと手間加えただけで美味しく食べれるんです!
次はそのことについて紹介したいと思います。
備蓄米(古古米・古古古米)の美味しい食べ方
備蓄米をより美味しく食べるための方法をご紹介します。
古米特有の特徴を理解し、適切な調理法を選ぶことで十分美味しくいただくことができます。
・炊き方のポイント
・おすすめの食べ方、調理法
・精米の仕方
・保存の仕方
これらのポイントに注目してみましたのでご覧ください。
備蓄米(古古米・古古古米)の美味しい食べ方 ①炊き方
古米を美味しく炊くためには、新米とは異なるポイントがあります。
【水加減】
・古くなった米は水分量が少ないため水は多めに入れる
※通常よりも大さじ1~2杯多め
【浸水時間】
・長めにとる(30~1時間)
→ふっくらとした炊きあがりになる
※冷蔵庫でじっくり浸水させるのも効果的
【とぎ方】
・強く研ぐと割れやすい
→優しく洗う程度で十分
【調味料を加える】
・料理酒やみりん(ふっくら仕上がる)
・昆布を一枚入れる(風味の向上)
・ゼラチンやこめ油(しっとりツヤツヤ)
特に個人的にはゼラチンとこめ油がとてもよいと感じました。
こちら使い方についてまとめてみましたので参考にしてください!
【ゼラチン】
・お米2~3合に対してクックゼラチン1/2袋
・お米を洗った後に入れる(かき混ぜる必要はなし)
・入れすぎ注意(べとつく)
【こめ油】
・お米一合に対して小さじ半分
・冷めてもおいしく食べられる
・釜離れがよく洗い物も楽
・栄養効果も期待できる
(ビタミンEやオリザノールなど)

こめ油がちょうど家にあったんで使ってみたんですが
凄く良かったですね!
備蓄米(古古米・古古古米)の美味しい食べ方 ②おすすめの食べ方
古米の特徴を活かした調理法をご紹介します。
前述しましたが私も古いお米を決行食べた経験があるのですが。
その時にまず試したのが卵かけごはんでした。
だし醤油を大目にかけることで味のなさはそこまで気にならなくなりました。

しかもそのまま炒飯にしたら
結構おいしかったです!
玄米だとさらにちょっと香ばしくてグッドです!
他にもこのような食べ方がおすすめですね!
【炒飯や炒め物】
・パラパラとした食感が活きる
・玄米の香ばしさも活きる
【おじや・雑炊】
・水分を多く含むため硬さが気にならなくなる
・だし汁でしっかりと味付けするのがポイント
【カレーライス】
・古米特有の味や香りが気にならなくなる
【おにぎり】
・塩をしっかりときかせる
・海苔で包むことで香りも気にならなくなる
・こめ油を使って炊くことで冷めてもおいしい
では次に美味しい精米の仕方について紹介致します。
備蓄米(古古米・古古古米)の美味しい食べ方 ③精米の仕方
備蓄米(古古米や古古古米)を玄米の状態で購入した場合の精米方法をご紹介します。
お米は精米したてが一番おいしいとされておりますがそれは備蓄米(古古米・古古古米)に関しても同様であります。
食べるときに精米することで風味を最大限に活かせます。
そこで活用したいのが家庭用の精米機なのですが。
選ぶポイントとしてはこのようになっております。
・精米度を選択できるもの
(胚芽米からみがき米まで)
・5合まで精米できるサイズ
・連続使用時間10分程度の機種
・再精米機能付き
備蓄米(古古米・古古古米)の美味しい食べ方 ④保存の仕方
次に備蓄米(古古米・古古古米)の保存の仕方について紹介致します。
味を左右するのには保存し方も重要であります。
保存の仕方のポイントについて一覧にまとめてみましたのでご覧ください。
【冷蔵保存】
・常温での保存では品質劣化が進む
・冷蔵庫での保存が理想的
・ 密閉容器に入れることで湿気や害虫を防げる
【冷凍保存】
・炊いた後ならOK(密閉した容器推奨)
炊く前の状態での冷凍は、お米の水分が凍り、ひび割れが生じる
ラップだと蒸れたにおいがつく
【少量ずつ購入】
・常に良い状態で食べることができるため
基本的に味が劣化しやすく保存も難しいため少量で冷蔵庫で管理するのが一番であります。
冷凍保存という手もありますが

安いので買いだめしたくなりますが
美味しく食べたいならそこは我慢ですね…
備蓄米(古古米・古古古米)の味や保存の仕方についてまとめ
ここまで備蓄米である古古米・古古古米について紹介してきました。
一覧にまとめてみましたのでご覧ください。
【基本情報】※2025年6月現在
・古古米:2022年産(収穫から約3年)
・古古古米:2021年産(収穫から約4年)
・価格:5キロ1800円〜2000円程度
・保存方法:倉庫内温度15度以下、湿度60〜65%で管理
【味の特徴】
・粘り・甘味が控えめ
・粒感が強い
・水分量が少ない
・あっさりとした食味
【美味しい食べ方】
(水加減)
・古くなった米は水分量が少ないため水は多めに入れる
※通常よりも大さじ1~2杯多め
(浸水時間)
・長めにとる(30~1時間)
→ふっくらとした炊きあがりになる
※冷蔵庫でじっくり浸水させるのも効果的
(とぎ方)
・強く研ぐと割れやすい
→優しく洗う程度で十分
(調味料を加える)
・料理酒やみりん(ふっくら仕上がる)
・昆布を一枚入れる(風味の向上)
・ゼラチンやこめ油(しっとりツヤツヤ)
【美味しい食べ方】
(炒飯や炒め物)
・パラパラとした食感が活きる
・玄米の香ばしさも活きる
(おじや・雑炊)
・水分を多く含むため硬さが気にならなくなる
・だし汁でしっかりと味付けするのがポイント
(カレーライス)
・古米特有の味や香りが気にならなくなる
(おにぎり)
・塩をしっかりときかせる
・海苔で包むことで香りも気にならなくなる
・こめ油を使って炊くことで冷めてもおいしい
【保存のポイント】
・冷蔵保存が理想
・密閉容器で保存
・湿気を避ける
・早めの消費を心がける
政府の備蓄米放出により、家計に優しい価格でお米が購入できるようになりました。
古米特有の特徴を理解し、適切な調理法を選ぶことで十分美味しくいただくことができます。
ただし安いからといって買いだめすることはあまりおすすめできません。
現在の米価高騰が続く中、家計の強い味方となりそうな備蓄米(古古米・古古古米)

せっかくですから美味しく食べたいですよね
この記事が参考になれば幸いです
では、ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
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